「あんたのせいで」(二次障害)

 私の中の幼い人格さん。何かを探し回り、思い出さないようにしていた記憶の蓋も開けて回ってショックや不安定な状態になっていたので「あなたのせいで!」と言ってしまったところ、その子にとってはNGワードだったようで、その子自身もショックを受けて悲しそうに消えてしまった。そして、消えたいさんモードが余計に火がついてしまった。多分、私自身幼いころから「あんたのせいで!」と言われて怒られてきたんだろうな。でも私自身、そう言われても「じゃあ、どうすればいいのか」がわからないままだったんだと思う。どうすればいいのかもわからないのに「わたしのせい」で事がうまくいかないんだ。

 じゃあ、私がいなくなればいいの? 子供心にそう思っていた。私がいるからうまくいかない。じゃあ、いなくなればいいのかな? でも、どうすればいなくなることになるのかわからなかったんだ。大人になっていろんな知識は入ってきた。ただ、いなくなっても後が大変ということも分かってきた。ま、切羽詰まれば後のことなんてどうでもいいのだけれど。

 「あんたのせいで」 人のせいにするのは簡単。でも子供心にも傷はつく。自己否定だもの。自己肯定感とは真逆。大人になっても認定調査だのなんだので「できる・できない」で判断される。自己肯定感が低い、と言われがちだけど最初から低いわけではない。何かできても、できないことのほうがクローズアップされる。一つできても、これができてない、あれができないでできないことばかり注目される。これで自己肯定感なんか育つわけもない。自己肯定感が低いのは特性じゃない。環境のせいだと思う。

 今は私自身、冷静に考えれるようにはなったけど「あんたのせいで!」と言われ続けるとやっぱり存在否定される気分。そこまで引きずってるのは自覚してなかったけど。明日はカウンセリング。どこまで向かい合えるかなぁ。


言の葉つづり

発達障害(自閉症・ADHD)、精神障害(鬱・PTSD・解離性障害)、身体障害(両下肢不全麻痺)、生活保護(辞退)、LGBT等の当事者で薬物依存、アルコール依存、ギャンブル依存だったこともありながらも表現者である私「もりもと」の言の葉つづり。

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